仮想マシンの超広域ライブマイグレーションにむけたベストエフォート型状態同期機構の試作

Title仮想マシンの超広域ライブマイグレーションにむけたベストエフォート型状態同期機構の試作
Publication TypeMiscellaneous
Year of Publication2012
AuthorsHirofuchi, T, Tsugawa, M, Nakada, H, Itoh, S, Sekiguchi, S
Abstract仮想マシンの遠隔ライブマイグレーションを用いれば,災害発生時にサーバを安全な遠隔拠点に待避できる.しかし,ライブマイグレーションは大量のデータ転送を伴うため,ネットワーク帯域が限られる WAN 環境において、災害発生直後の限られた猶予時間内に再配置を完了することが難しい.本稿では,広域ライブマイグレーション時間を短縮するため,仮想マシンの実行状態をベストエフォートで事前に同期する手法を提案する.平時から仮想ディスクの状態を待避先拠点とできる限り同期しておき,ライブマイグレーションを実行する際にはその差分のみを転送する.マイグレーションに伴うデータ転送量およびマイグレーション時間を大幅に削減できる.同期データに対して世代管理を行うことで,可用帯域が許す範囲での部分的な同期を可能にし,一時的な通信の断絶に対しても再び途中から同期を再開可能にしている.提案機構のプロトタイプを実装し,日米間のネットワークを用いて基礎的な評価実験を行った.仮想マシンの実行状態全体を約 30 秒で再配置できた.提案機構を用いない場合 (約 1 時間) よりも大幅に待避時間を短縮できた.
URLhttp://id.nii.ac.jp/1001/00081854/